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もし生存者2名の世界だったら...

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昼休み僕は旭(id:asahi-7u)とお手洗いに行って
帰ってきたときに教室の扉を開けると...。


はい。今回もリア友であり
僕がブログをするきっかけをくれた旭との
相互企画です。

前回に続いて 第2弾 になります。

今回は前回とはうってかわった印象を持つと思われます。
最後までお楽しみください(’-’*)♪

ではどうぞ...。



扉を開け、足を1歩踏み入れた瞬間。
二人を取り囲む世界がゲームと化した。

回りにはいつも五月蝿いクラスメイト。

ではなく、腐敗しきったゾンビ達だった。

微かにクラスメイトの特徴を残したゾンビ達が
狭い教室の中を徘徊していた。

その目はまさに獲物を探すライオンのように
鋭かった。

恐怖で崩れ落ちた2人。

それを見つけたゾンビ達は
我先にっ。と襲いかかってきた。

(もう...終わりなのかな...。)

そう思って目を閉じた2人だったが
いくら待ってもゾンビは襲ってこない。

恐る恐る目を開けた2人は思わぬ光景を目にした。

今までいたはずのゾンビが一掃されていたのだ。

そして何故か紙切れが1枚落ちていた。

そこには...。

「ようこそ。旭、にゅんくん。
ここはあなた達しか生存者がいない世界。
ここから100分以内に脱出出来ないと...。分かりますよね?
持ち物はこの教室の中にある。
この学校を出るには校舎のどこかに鍵がある。
それを見つけて脱出せよ。」

に「えっと...脱出ゲーム?」
あ「そうみたいやね?」

2人は取り敢えず持ち物とやらを探し始めた。
一応扉を開けようとしてみたが案の定鍵がかかっていて出られない。

ロッカーや机の中、教卓などありとあらゆる所を探した結果。

見つけたものは...。

8発入った銃。何に使うか分からない薬。1発の手榴弾。片耳だけのイヤフォンとヘッドフォン。

それに合わせて元々持っていたもの...。

何故か圏外の携帯。タオル。空弁当に空水筒。

それだけだった。
この教室から出れるはずの鍵は見つからなかった。

あ「...荷物まとめて見ようか。」
に「そうだね。」

僕達は運良く着替えを持ってきていたのでそれに着替えた。
僕は部活で使うジャージに。
旭もスポーツ姿に。

持ち物をそれぞれ腰にさしたり、空弁当とかは
辛うじて残っていた袋のはし切れで巻いて持っていくことにした。

片耳のイヤフォン、ヘッドフォンはよく見ると無線になっていた。

旭はヘッドフォン、僕はイヤフォンを取った。
試してみると雑音が酷いが声は通ることが分かった。

用意は出来たものの肝心の部屋から出る鍵が見つかっていない。

に「うーん。どこだろう...。」
あ「ゴミ箱とかー?」

何気なしに呟いた旭の言葉は当たっていた。

ゴミ箱の中は探していなかったので意を決して頭を
突っ込んでみると...。

に「あったぁぁぁぁぁ」

埃にまみれた僕が掴んでいたのは小さな南京錠の鍵だ。
二人は急いで鍵を刺してみると...。

かちゃっ

ふ「開いた!」

しかし喜んでいられるのはつかの間。
ここから脱出しなければならないのだ。

扉を開けると何も変わっていなかった。
血があるわけでも、ゾンビが居たような痕跡もない。
2人は少し安心した。
ここから2人で行動できる。



と思っていた。
しかし後ろの教室の扉から。

黒い影が。

っばりっん

盛大な音を立てて突っ込んできたのはゾンビ。

教室から?!なんで?!いなかったのに?!

そんなこと考えている暇なんて与えてくれなかった。
ゾンビは2人の間を引き裂くようにして飛び込んできたのだ。

2人は反対方向に逃げ出した。


ここで地図を見せておく。
読者のあなたも一緒に逃げてみないか?

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運動場に出れば成功だ。


旭は横の階段に、僕は目の前のトイレに。
お互いに後で会えるって信じて。



屋上に逃げた旭。
屋上にはいないだろう...そう思いながら扉を開けた。

そこには綺麗な青い空。白い雲。
下を見下ろすと沢山の展示品。

あ「そうか明日は文化祭か」

そんなことを考えながらのんびりしていた。
秋を感じさせる涼しい風に辺りながら今頃にゅんは何してるんだろう...。

うとうとしながらどうしようか。と思っていると
下の方から呻き声が...。

銃を構えてフェンスを見ていると
どうやって這い上がってきたのか3体のゾンビだった。

それも仲の良かった3人だ。
打たなければ...それでも旭に引き金は引けなかった。

その時無線から...。

に「そいつら脳ミソ打っても死にやしねぇ。目玉を狙え。
何体か上に行ったみたいだから気をつけろよ。」

と連絡が入った。
そんなことって...にゅんは離れたところで
クラスメイトを打っているって事だ。
信じたくはないけど信じなければならなかった。
無線で聞いている間も銃声は聞こえた。

目を狙う。

やらなければ死んでしまう。
旭は3発引いた。目の前で友達を殺った。

違う。友達だった人だ。




に「うーむ。どうするべきか。」

トイレに逃げ込んだのはいいが外に出られない状況に
追い詰められたにゅん。
外にはリーダー格だったゾンビがいる。
嫌いなので打ってもいいのだがどう打てばいいのかが分からない。

分からないことを悩んでも拉致があかないのでトイレの扉を開けた。
目の前には1体。しめたっ!と思い引き金を引く。

運良く目玉を撃ち抜く。
倒れて動かなくなる。

すぐに無線を繋ぎ残りの2体を倒しながら今起きたことを旭に教える。

旭も打ったみたいだ。
微かに銃声が聞こえた。

トイレから出たにゅんは取り敢えず一度教室に戻った。
まだ見落としがあるかもしれないという直感で。



旭は3体の動かなくなったゾンビの前で一枚の紙を読んでいた。

「ミッション1.親友だったゾンビを殺せ。」

裏には

「ミッション成功。」

どういう仕組みなのか全く分からない。
でも殺すってこういう感覚なのか...。そう旭は思った。



教室に戻ったにゅんは弾を拾った。
弾は8発しかないので途中途中で拾わないといけないらしい。
それも一回につき手に入るのがたったの5発。

しかも拾った瞬間後ろからは5体のゾンビ。

容赦なく撃ち抜く。

ゾンビの下には小さな紙切れ。

「ミッション1.襲撃に耐えろ。」

裏には

「ミッション。」

分からない。
にゅんは考えずに人だったものを殺す感覚、快感に溺れていた。
危ない危ない。

ジッジジジッジ...

無線が異様な音を立てる。

あ「今どこーっ?」
に「教室」
あ「そっち行く」
に「了解」

短く会話を済ませ教室の前で待っていると...。
目の前にある一階に続く階段から異様な数の呻き声が聞こえてきた。

今手元には5発しかない。
敵いそうではないが逃げる場所もない。
屋上から来ている旭は待たないといけないし
かといって屋上へ逃げても弾がないことに変わりはない。
それならいっそ立ち向かう方がいいのではないか。
小さな脳ミソで考えた結果だ。

目の前に現れたゾンビの数およそ15体。
5発で倒せるのは5体。旭が間に合っても7体。

一か八か。

にゅんはゾンビの目玉が重なる位置から撃った。
一気に2体。しかしゾンビも馬鹿ではない。
重ならないように追いかけてくる。

残り13体。弾は4発。

にゅんは空弁当と空水筒を取り出して投げつけた。

残り11体。弾は4発。

2体ずつ殺れたとしても3体残る。

にゅんは。体当たりをしに行った。
ぶつかって倒して踏みつけた。

残り8体。弾は4発。

震えながらも処理完了。
紙の裏には「ミッション成功。」の文字が。

壁に背中をつけて座り込む。
ふと足を見ると血が垂れていた。
硝子でもあたったか?

分からないので簡単な止血だけして旭を待つ。

5分と経たない内に旭はやって来た。

頬には血をつけている。
お互いに無事を確認してから一階に降りることにした。

一階には職員室と大会議室もある。
情報があるならそこだという判断だ。

しかし弾がないことには前に進めない。
旭 2発。 にゅん 0発。
どうしようか迷っていたが教室に入ってみることにした。
教室に入った瞬間リロード完了。
教室が弾を補充出来る場所らしい。

準備が整い一階に行った。

出口には南京錠。
職員室の中にはゾンビ。
大会議室の外にもゾンビ。

このどちらかに鍵がある。
地図には消し忘れで鍵マークが書いてあるが無視してくれw

まず大会議室に向かった外のゾンビは
さほど面識がないのでさっさと。

中に入っても特別何かがあるわけではなかった。

出ようとすると?
扉が開かない。残り時間は20分を切っている。

焦っても開かない。

に「ちょっと扉から離れてて。」

旭にそういって僕は手榴弾を投げつけた。

外にいたゾンビもろともふっとんだ。
しかしそのお陰で職員室にいたゾンビがこちらに気づいて走ってくる。

弾は16発。
ゾンビは20体。
強行突破しても無理だ。

でも考えている暇もない。

二人は4体残して全て...。

残り4体。弾は零。時間は10分。

二人は全力疾走で職員室に滑り込む。
鍵は1つだけ色が違うので一目で分かった。
鍵を手に取り出入口を見ると4体のゾンビが待ち構えていた。
職員室の出入口は1つ。

残り時間5分。

ポケットを触ると薬に手が当たった。

に「何に使うんだろうか?」
あ「投げて!」

半分旭の声に驚いて僕はゾンビに薬を投げつけた。

ゾンビ達は一瞬動きを止めた。

その隙に職員室を飛び出し出口に急ぐ。
ゾンビ達は動き出す。

...。


100分の終わりを告げるチャイムが鳴る。
二人は運動場に眠っていた。